オズの魔法使いとマインドタイプ
今回はオズの魔法使いと4人の天才たちの繋がりをお伝えします。
オズの魔法使いという言葉は聞いたことがあるけど詳しくは知らないという人は多いのではないでしょうか。
4人の天才とは、あなたの中にあるマインド。その4つのマインドです。
そのマインドを使い人生を豊かにするという心理学です。
オズの魔法使いという物語の内容とマインドタイプの関係性を解説しつつ、4つのマインドの大切さをお伝えいたします。
オズの魔法使い
物語を知らないもいると思いますので、簡単にあらすじをご紹介します。
オズの魔法使いというタイトルになっていますが、オズの魔法使いが主役ではありません。カンザスに住むドロシーという女の子です。
ある日、竜巻が起こり家ごと竜巻に巻き込まれてしまうところから始まります。
なかなか激しい始まりです。家ごと飛ばされた場所がオズという国でした。そこに住む悪い魔女の上に落ちた家が魔女を潰してしまいます。
悪い魔女を倒したとしてドロシーは国の英雄になります。ドロシーの目的は英雄になることではなく、カンザスに戻ること。その願いを叶えてくれるはオズの魔法使いだけということを知り、魔法使いを探す旅に出ます。
という物語です。分かりづらいと思った方はぜひDVDを借りて見てみてください。
仲間たちとの出会いとマインドタイプ
ドロシーは途中、知恵が欲しいカカシ、心が欲しいブリキの人形、勇気が欲しいライオン、に出会います。マインドタイプでは、4つのマインドを成長させるための心理学で、対角のマインドが苦手という分類になります。
【マインドタイプの対角】
勇型:勇敢<対角>和型 ドロシー
考型:思考<対角>感型 カカシ
感型:感情<対角>考型 ブリキの人形
和型:調和<対角>勇型 ライオン
対角が苦手ということを考えると、知恵が欲しいカカシは感型、心が欲しいブリキの人形は考型、勇気が欲しいライオンは和型ということが分かります。
4つのマインドを表す物語ということになります。
そして、主人公のドロシー勇型です。
4つのマインドで豊かな心を目指すことになるのですが、これがマインドタイプでいうセンターという心の中心にある部分。オズの魔法使いがいるエメラルドという場所になります。
マインドは全て揃って能力を発揮する
物語を読んで、改めて4つのマインドを全て使うことで目的に向かうことが分かったような気がします。苦難を乗り越えるために足りないものを補いながら目的地へ。悪い魔女というのも、おそらく自分の心にあるものだと思います。
オズの魔法使いに目的を伝えると、西の魔女を倒したら願いを叶えてくれるということです。西の魔女を倒しに行く一行は西の魔女の攻撃を受けながら進んで行きます。
自分の心との葛藤を表しています。生きて行くためにある困難と立ち向かうことが真の心を手に入れる教訓と捉えています。
それには、苦手や困難と立ち向かう。勇気がないライオンは勇気を振り絞り、脳のないカカシは知恵を絞り、感情がないブリキの人形がドロシーを想って涙を流す。こうして苦手なこと(対角)を成長させることで目的地に向かうことができるのです。
オズの魔法使いとマインドタイプの目的は同じ
西の魔女を倒したドロシー達は願いを叶えてくれるという話で終わるのかと思いましたが、オズの魔法使いは実は魔法使いではなくただのマジシャンだったというお話になっています。
オズの魔法使いに願いを叶えてもらおうと思っていたドロシーたちの願いは叶えてくれることにはならず、最初に手に入れていた銀の靴の魔力で帰れるということを南の魔女に聞き、無事帰れることになりました。
結局、オズの魔法使いに願って叶えてもらおうとしていたことが、何一つ叶うことはありませんでしたが、もうすでに勇気が欲しいライオンは勇気を出し、脳がないカカシは考えること、感情がないブリキの人形は涙を流すということが叶ています。
ドロシーの願いは帰ることでしたが、勇型のドロシーは仲間と力を合わせるという調和のマインドを成長させていきます。
この物語は、求めているものはすでに自分の中にある、それを必要とするのであれば自分の中にあるものに気づくことが大切というメッセージであることが分かります。マインドタイプを成長させるためには自分の中の能力に気づくことが大切なのではないでしょうか。
自らの手で道を切り開くというマインドタイプ心理学からのメッセージとこの物語から受け取ったメッセージの共通点が感じられると思います。マインドタイプを学ぶということと、自分の能力を引き出すということ、あなたに必要なものはすでにあなたは持っているということです。
自分の可能性は自分の中に必ずあります。