ベーシックインカムが本格化？！経済の方向性
お金の授業をするにあたり、経済の方向というのは気になるところです。
気になるというより気にしなければいけないというところまで来ています。
お金の価値というものが一定ではなく、それぞれの価値を付けて動き出しています。
稼ぐ人、稼げない人、お金が必要ない人
お金と一言で言っても100万円の価値がみんな違うように、経済という概念もそれぞれ変わって来ています。
ベーシックインカム導入の行方
近年、テクノロジーの発達は目まぐるしく変化し、労働が要らなくなる方向に進んでいる業種もあるはずです。
人材不足と言っても、そもそも人が必要なのかに疑問を抱いているからです。
便利が必ずしも幸せに向かっているかというと、決してそうではなく。
おそらく50％の人が不幸感を感じると思います。
テクノロジーを取り入れるかは自由かもしれませんが、自由といってもそれに合わせて動き出す世の中には遅れても必ずついて行かなければならない状況になります。
ガラケーをずっと使いたくても故障したら修理をする人が居なかったり。
二層式の洗濯機の方が好きと言っても、この先新商品の二層式は出て来ないんです。
自然とスマホになり、全自動になるんです。
ベーシックインカムも実施されたら、おそらく50％の人が該当してくると予想されています。
人材不足だからテクノロジーを進化させ、人がいらないシステムを誰もが求めている反面、人が仕事をするよりもAIがやった方が遥かに効率がいいからです。
ベーシックインカムとは
生活するための最低限の生活コストを国民全員に支給する仕組みです。
社会保障の額を全員に分配するということで、日本で考えると一人6万円～8万円の支給になります。
どうでしょうか？
その金額で生活をすることが可能でしょうか。
生活の最低限という金額を支給する政策で、生活コストを大幅に軽減するという目的がありますが、物が溢れている現代では激しい物欲が無ければベーシックインカムを利用し家でゆっくりすることも現実的と言えます。
ベーシックインカムを導入し、働きたい人はそれをもらわないという選択が出来、働きたくない人はベーシックインカムを利用し生活する。
つまり、ベーシックインカムを利用する人にとってお金というものの価値がほとんどなくなる生活になります。
お金が欲しかったら働けばいいし、欲しくない人は支給された金額で生活すればいいだけのこと。それほど難しいことではありませんが、おそらく心に矛盾が生まれることは間違いありません。
どんな矛盾かというと、働きたくないけどベーシックインカムの金額では少なすぎる。
不満は言うけど働きたくはない。
ただのわがままに聞こえるかもしれませんが、この声が一番の声です。
お金を多く使いたい人は働けばいいだけですので、働く人の不満は少なくなります。
働くのが好きな人か、お金をもっと欲しい人しか職場にいないことを想像してみてください。
適当な仕事をする人が減るということです。
まとめ
人の価値観が大きく変わっていくのは確実です。
「食べ物」の価値観から「お金」の価値観に変わり、そして「存在」にシフトしています。
今の若者を食事に誘ってもそんなに喜ぶことがなくなりました。
これは価値観の移動なだけですので、気にするだけ時間の無駄です。
そして、お金の価値観から存在に変化し、お金の為に働く人よりも存在を見出す為に働く人が増えました。
その人に時給を上げるから仕事を覚えろと言っても、もう通用しないんです。
これに関しても一律ではありませんが、価値観の移動を受け入れていない人には少々やっかいな問題に思えるかもしれません。
そして、存在の価値観で生きる中、お金の考え方が180度変わる制度。
ベーシックインカムが導入されたとすると、お金の考え方以前に必要性が変わります。
もっと欲しいのであれば働く自由。
そんなに使わない生活が出来るなら何もしなくても入ってくるお金。
ベーシックインカムが普及すると共に、お金の価値観だけでなく存在までも進化することになるでしょう。
それは、人の生き方自体が進化するということです。
多くの人が働いてお金を得るという生活をしています。
その流れが崩壊するということは、人が何に価値を感じ生きていくのかがお金から存在に変わり、そして次は何に価値を感じるようになるのかが次の生き方の流れになってくるでしょう。
間違いなく言えるのは、お金をいっぱい持っていることに興味が無くなる時代が来るということです。
もし、ベーシックインカムが普及したらの話ですので、確実なものではありません。
ただ、そんな話もありますということは頭に入れておいた方が何かが起きた時に対応しやすくなると思います。
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